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ハッピー動物病院での症例集2です。ウサギ、モルモットの診察も行っています。

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〒142-0053 東京都品川区中延4-21-7ストーク中延102

病気Disease

様々な病気ついて


体表の腫瘍

●足の裏にできた、肉球サイズの大きい腫瘤です。見た目は悪そうですが・・・
足の裏にしこりができたとのことでハッピー動物病院へ来院した犬の足の裏の写真

針で刺して検査してみると、皮膚組織球腫という良性の腫瘍でした。
足の裏にしこりができたとのことでハッピー動物病院へ来院した犬の細胞診検査時の細胞写真

検査の正確度は100%ではありません。
飼い主様が心配ということで、切除しました。
犬の足の裏のしこりをハッピー動物病院にて切除した後の写真
術前検査通り、良性の皮膚組織球腫でした。予後は良好です。

●臀部と頚部にそれぞれできた腫瘤です。
尾の付け根にしこりができたとのことでハッピー動物病院へ来院した犬のしこりの術前写真 頚部の皮膚にしこりができたとのことでハッピー動物病院へ来院した犬のしこりの写真 

針で刺してみるとただのイボと思いきや・・・・
皮膚にしこりができてハッピー動物病院へ来院した犬の細胞診にて肥満細胞が多数みられた時の写真
肥満細胞腫という悪性の腫瘍でした。

通常の腫瘍よりも周囲に浸潤している可能性があるので、広くそして深く切除しました。
犬の皮膚にできた肥満細胞腫をハッピー動物病院にて切除手術した後の写真 犬の皮膚にできた肥満細胞腫をハッピー動物病院にて切除手術した後の写真
取りきれていいるかは、病理検査にて判断します。
術後の病理検査にて、取り切れていることが判明し、さらにグレードT(低悪性度)でした。
予後良好です。

●左体側部にできた巨大な腫瘤です。ずいぶん前より脂肪腫という診断がついていたのですが巨大化してきたため切除手術を行いました。
ハッピー動物病院へ来院した犬の皮下・筋間脂肪腫切除術前の写真

無事手術終了です。
ハッピー動物病院へ来院した犬の皮下・筋間脂肪腫切除術後の写真

身体の表面にできるしこりは、見た目だけでは良性・悪性はわからないものです。
きちんと検査にて診断する必要がありますよね。

外耳道炎のようですが、扁平上皮癌
耳が臭いということで来院しました。
耳道は硬結し、潰瘍化し痛みを伴っておりました。
ハッピー動物病院へ来院した犬の耳の扁平上皮癌の写真

腫瘍性疾患の可能性が極めて高かったため手術にて切除することをお勧めしておりましたが、かなりの高齢ということもあり、オーナー様は手術に踏み切れないでいました。化膿もひどく、あるとき突然ウジが湧いて生活の質が著しく害されてしまったためやむなく耳道切除術を行いました。
ハッピー動物病院へ来院した犬の扁平上皮癌の切除した後の写真
病理検査結果は、扁平上皮癌という悪性の腫瘍でした。
術後は、痛みも取れ快適な余生を送ることができました。


ニキビダニ症
四肢共に、皮膚にかさぶたが付着し激しい痛みを伴っているシーズです。
治療してきたが治らないとのことで来院しました。

ハッピー動物病院へ来院した犬の四肢ニキビダニ症の皮疹1
ハッピー動物病院へ来院した犬の四肢ニキビダニ症の皮疹2
ハッピー動物病院へ来院した犬の四肢ニキビダニ症の皮疹3
ハッピー動物病院へ来院した犬の四肢ニキビダニ症の皮疹4



毛検査をしたところ、多数のニキビダニが見つかりました。
老齢でニキビダニが見られた場合バックグラウンドに、別の病気が隠れていることがあります。
飼い主様の希望でとりあえず、ダニに対する治療からスタートしています。
細かい検査は後々行っていく予定です。

毎週の注射治療・毎日の内服治療ともに劇的な改善は見られず、薬浴治療をスタートして3週目の足先です。
かなりの改善が見られました。
ハッピー動物病院へ来院した犬のニキビダニ症の治療中の皮疹1
ハッピー動物病院へ来院した犬のニキビダニ症の治療中の皮疹2
ハッピー動物病院へ来院した犬のニキビダニ症の治療中の皮疹3
ハッピー動物病院へ来院した犬のニキビダニ症の治療中の皮疹4
引き続き、薬浴を継続していく予定です。

☆ニキビダニ

身体の一部分のみ脱毛が見られました。


皮膚掻把検査したところ、分かりにくいですがニョロニョロみたいなニキビダニが大量に発見されました。
部分的なので、適切な処置をして現在は改善しています。

☆ニキビダニ

同じく、皮膚の一部分のみ脱毛が見られました。


皮膚掻把検査をしたところ、ニョロニョロみたいなニキビダニがまた発見されました。
この子も、無事改善しています。

陰部皺皮膚炎
陰部が、周りの皮膚によって隠れてしまうため、陰部周囲が蒸れて舐め壊してしまうという訴えで来院されました。皮膚炎を治療しシャンプーなどでコマメなスキンケアをするも再発してしまうといった状況でした。
手術前の陰部です。皮膚に埋もれてしまって見えていません。
ハッピー動物病院へ来院した皮膚皺皮膚炎を繰り返す犬の外科的治療前の写真です。


手術中の写真です。これだけの皮膚を切除しました。
ハッピー動物病院へ来院した皮膚皺皮膚炎を繰り返す犬の、余分な皮膚の切除術中の写真

術後の写真です。陰部が外に露出され、通気性が確保されるようになりました。
ハッピー動物病院へ来院した犬の余分な皮膚切除術後の写真

猫の咬傷
猫ちゃんの噛まれ傷です。外にお散歩に行く猫はほかの猫との喧嘩で傷を負うことが多々あります。
飼い主様が、飼い猫が数日前に背中を噛まれ傷から変な液体が出ているとのことで来られました。バリカンで毛を刈ってみるとご覧のとおりひどい傷です。膿も排出しておりました。
ハッピー動物病院へけがをしたとのことで来院した猫の写真です。外出時に野良猫によって負わされた咬傷の写真。

3箇所の傷は、全て皮膚の下で繋がっておりその傷の周囲の皮膚はもう壊死しかかっており脱落するのも時間の問題でした。局所麻酔をし、十分消毒の上脱落しそうな皮膚及び壊死部分を可能な限り除去しました。
ハッピー動物病院へ来院した猫の咬傷をでブライトメントした後の写真

排液を促すようルーズに縫合し一週間後の写真です。
ハッピー動物病院へ来院した咬傷猫の治療後の写真

今は完治しました!!

うさぎ不正咬合
切歯の咬み合わせが一度悪くなってしまうと定期的にカットしなければなりません。
ハッピー動物病院へ来院した切歯不正咬合のうさぎの写真

カットして適切な長さに整えます。
ハッピー動物病院へ来院した切歯不正咬合のうさぎの切歯カット後の写真

こんなに伸びてしまうのです。
ハッピー動物病院へ来院した不正咬合のうさぎのカットした歯の写真

☆モルモットの乳腺癌
モルモットの、右乳頭が大きくなって、色の悪い乳汁が出るとのことで来院しました。
ハッピー動物病院へ来院したオスのモルモットの乳腺癌の術前写真

ちなみに、下のが正常側の乳頭です。明らかに違いますよね。
乳腺癌に罹患しハッピー動物病院へ来院したオスのモルモットの正常側の乳頭

抗菌剤等で治療するも全く改善が見られず・・・
乳頭の基部に硬い組織も触知されたので腫瘍性の可能性も加味して切除しました。

乳腺癌に罹患しハッピー動物病院へ来院したモルモットの術後の写真

病理検査の結果、乳腺癌という診断でした。
腫瘍も取りきれているとのことでしたので、経過観察となっております。

☆膿皮症
外飼いの柴犬です。
首にカサブタが沢山出来て痒がっているとのことで来院しました。
ハッピー動物病院へ来院した膿皮症に罹患した犬の皮疹

毛を抜いて顕微鏡で見たところ、多数の球菌がみられたため膿皮症と仮診断し、抗生物質の内服を行いました。
しかし、痒みもおさまらず思うような治療効果が上がりませんでした。そこで、症例1でご紹介したような細菌培養感受性検査を行い、効果のある抗生物質を選択し、20日治療しました。

膿皮症でハッピー動物病院へ来院した犬の治療後の写真
多少、消化器症状が出たものの皮膚病変は改善しました。
痒いからと言って、細菌感染が原因の犬にステロイド剤を投与すると、皮膚病変が悪化したり、治りにくくなったり、再発しやすくなったりするといわれております。(もちろん、ステロイドは使用していません)
治療期間は長くかかりましたが無事改善してよかった症例です。

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