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ハッピー動物病院の考える、犬を飼うに当たっての必要なことです。皆様の参考になればとこのページを作成しました。

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犬がお家にやってきたら

お家に来たばかりの仔犬は、ペットショップあるいはブリーダーから飼い主のもとへ移動したことによる環境の変化によって、元気そうに見えても不安によるストレスを抱えています。家に来て、1週間は新しい環境に慣れるために・健康に異常がないかどうか様子を見るために、家の中であまり構ったりせずに飼育しましょう。また、それまでの飼育環境が悪かったりした場合、家に来てすぐに具合が悪くなる場合があります。もし、その1週間で何か異常が見られた場合、様子をみたりせずに、動物病院にご相談ください。

ペットショップで低血糖を予防するために、サプリメントとしてずっとブドウ糖を投与するよう指示されたり、成長に必要ということでカルシウム剤を投与するよう指示されたりすることがありますが健康を害する場合がありますのでやめましょう。それら栄養素はペットフードに十分含まれています。

仔犬で必要なものを列挙しますので参考にしてみてください。

 混合ワクチン

犬にとって命を脅かす可能性のあるウイルス・細菌感染症を予防するために、絶対に必要です。生後6週齢―9週齢で1回目の接種、その後3週間間隔で2回目、3回目の接種をします。よく忘れがちなのですが混合ワクチンは、成犬になってからも毎年追加接種をしましょう。お外にお散歩できるのは、混合ワクチンプログラムが終了して10日後以降です。
注意;最近ペットショップ・ブリーダーでかなり早い月齢からワクチン接種プログラムをスタートしてるワンちゃんをお見受けしますが、そのようなわんちゃんがパルボウイルスに感染した事例が発生いたしました。近年ワクチンも改良が進み早い時期からワクチン接種できるようになってきましたが、その早い時期以上に早期から打ちすぎていたために感染したと思われます。

 狂犬病ワクチン

生後91日齢以上の犬は狂犬病ワクチン接種義務が法律で定められています。混合ワクチンとの兼ね合いもありますので、混合ワクチンプログ ラム終了後、1カ月あけて狂犬病ワクチンを接種するためご来院ください。

 フィラリア予防

蚊が媒介する犬糸状虫(フィラリア)という寄生虫による感染症を予防 するために行います。感染すると心臓病の様な症状を示し死に至る場合もあります。感染後の治療はすごく大変で治療すれば必ず治るものでもありません。予防が重要です。蚊が飛んでいる期間の前後1カ月間を予防期間とすることをお勧めしています。5月〜11月、12月まで毎月一回投与します。
錠剤ジャーキータイプの内服薬あるいは、スポットオンタイプの滴下剤での予防法があります。
フィラリア、ノミ、ダニ予防が一つになったオールインワンジャーキータイプの予防薬もあります。

 ノミ・マダニ予防

ノミは、飼い犬が散歩するようになると舗装された道路を歩くだけでも、感染する恐れがあります。感染したまま放置しておくと自宅でノミが繁殖し人間を刺す場合もあります。マダニは、公園の草むらや林の中に潜んでいて動物を吸血します。特に郊外のマダニはバベシアという寄生虫を持っている場合があり、それに感染すると重篤な貧血を起こし最悪死に至る場合もあります。何よりも予防が大切です。
スポットオンタイプ錠剤ジャーキータイプがあります。

 検便・試験的駆虫

新しく犬がお家に来たときに下痢をしていなくても、今まで糞便検査を行った記録がなければ、必ず一度は糞便検査をしましょう。検査で寄生虫が検出されないこともあるので、駆虫薬で線虫類の駆虫をしておくことをお勧めしています。ノミに感染していた子は、条虫に感染している可能性が高いので駆虫しましょう。下痢をしている子は、原虫類やパルボウイルスに感染している可能性があるので必ず検査をお勧めしています。特に元気がない子は要注意です。