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ハッピー動物病院では、動物たちが快適に過ごせるように十分な説明の上で、最善の歯科治療を行っております。

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.03-6276-9376

〒142-0053 東京都品川区中延4-21-7ストーク中延102

病気Disease

歯の病気ついて

☆う歯(いわゆるむしばの事です)
虫歯(正しくはう歯といいます)は、犬ではまれにある程度で猫では認められていません。虫歯は、無いものと考えてよいと思われます。

☆歯周病
歯周病とは慢性の細菌感染によって炎症を起こす病気です。犬と猫において、日常の診療の中で非常によく見られます。日々の食餌の積み重ねにより歯に歯垢が付着し、歯垢の中の歯周病関連菌に対する生体の炎症反応の結果として歯周病が引き起こされます。歯周病には、歯肉炎と歯周炎があります。歯肉のみ侵された歯肉炎は、治療によって改善されますが、他の歯周組織(歯槽骨や歯根膜など)まで侵された歯周炎では、完全に回復させることが難しくなります。歯周病により様々な、全身性の病気を引き起こすことが報告されています。肝臓、腎臓及び心臓に害を及ぼす可能性が示唆されているのです。

☆う歯、歯周病予防
毎日の歯ブラシが、う歯・歯周病の予防となります。何よりも歯ブラシでのブラッシングが効果的です。ブラッシングがどうしてもできないというのであれば、布や指サックで毎日こっすってください。歯ブラシがうまくできない場合、しつけを行うことによりできるようになる場合が数多くあります。もし、歯ブラシのしつけ等でお困りの方も当院までご相談ください。一度ついてしまった歯石は、歯ブラシでは取れません。歯に歯石が付着してしまった場合には、動物病院にて適切な治療を受けることをお勧めします。


歯と歯肉の境界部に茶色い歯石が付着しているのが確認できます。
ハッピー動物病院にて行った歯石除去治療の施術前写真


超音波スケーラーにて、除去しました。ハッピー動物病院にて行った歯石除去治療の施術後の写真仕上げに必ず2種類の磨き粉で、歯の表面を磨きます。そうすることにより、再び歯石が付着することを予防できるのです。術後毎日歯磨きを行うことにより、この状態を何年も保つことが可能となるのです。



☆症例
歯石がたくさんついています。



超音波スケーラーにて、歯と歯茎の間の汚れまでかき取っています。


あら磨き用の研磨剤を使用してブラシで磨きます。磨き終わったら、水できれいに洗浄します。


続いて仕上げ磨き用の研磨剤でラバーカップを使用して仕上げをします。磨き終わったら、再び水で洗浄します。


きれいに仕上がりました。


この子は、歯周病がひどくなる前に、歯科処置を行ったのでこれだけきれいに仕上がりましたが、歯がグラつくほどの歯周病を持っている子は、仕方なく歯を抜かなければならないこともあります。時には、歯がついている骨が骨折するほど歯周病がひどくなっている場合もあるのです。